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「日の名残り」とアップルパイ

雨の多い秋ですね ~。
今年のノーベル文学賞はカズオ・イシグロ氏でした。
1989年に「日の名残り」で英国のブッカー賞を受賞して名前を知り、
その頃、翻訳された作品を読みました。
かつては政治にも関与した英国貴族に使えていた、執事スティーブンス。
今は館の主人も米国人に変わっています。
ある日、かつての同僚であった女性、ミス・ケントンに会いに
ドライブ旅行に出かけますが、年を重ねたスティーブンスの心には
かつての日々が次々と浮かんで来ます。
独特の執事の心の持ち用や不器用さ?何とも言えない雰囲気が
心に残る作品でした。この作品が5歳から英国在住とはいえ、
日本人に書けた事が何とも不思議な気がしたものでした。

ティータイムにアップルパイを焼きました。
軽井沢に紅玉の季節にだけ、アップルパイを売るお店があります。
お気に入りで、東御市の本店まで行ってみたところ、やはり
このパイが大好きで、紅玉の季節には、毎日このパイを食べに
お店に通う方がいらっしゃるそうでした。
フィリングを真似て、パイの底にアーモンドクレームを敷いて、
クルミを散らして、紅玉のプレザーブを詰めました。
形は楽しく帽子のようにしてみました。^^
紅茶は柑橘類の爽やかさのある、シークワーサー・ティーにしました。
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水辺のアミちゃん。
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by rosemasayo | 2017-10-25 19:58
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